岩波文庫

皆さんは、岩波文庫をご存知ですか。

簡単に説明すると、背表紙が茶色くて小難しいタイトルの本が多く、赤とか青とか緑のラベルが下の方についた文庫シリーズです。そして字が小さくて読みにくいのが少し難。

私は以前、岩波文庫を古本屋やAmazonで100冊ほど買いあさり、長期期間中に読み漁るという何ともストイックな読書体験をしたことがあります。

理由は…

岩波文庫を100冊読めば、4年間文学部の大学に通うのに勝る知識が得られるという言葉をどこかで読んだからです。

「じゃあ岩波文庫大人買い、するしかない」

岩波文庫は、帯によってジャンルが決まっていて、青い帯(青本)は哲学や思想、白い帯は政治経済に関する本です。(赤が海外文学、黄色が日本の古典文学、緑が日本の近現代文学

「教養」と言えば岩波文庫ですよね。

読書とは自由であるべきだと思いますが、毎年山ほど出版される薄っぺらい本よりも、しっかりと歴史に根を張る古典、名著を読んだほうが、時間を無駄にせずに済むと思います。

岩波文庫とは歴史があり、創業者の志を受け継いだ文庫なので、取り扱っている本も良質である理由に納得できるはずです。

岩波文庫は非常に有名な出版社であるため、ほとんどの方がその名前を知っていることでしょう。

この文庫はドイツのレクラム文庫を模範とした出版社であり、1927年創業者の岩波茂雄により創刊されました。

当文庫には、岩波茂雄の大きな志が込められており、「古今東西の典籍を厳選しつつ人々の心の糧として提供する」という「永遠の事業」のもと、続けられてきた出版社です。

 創業者である岩波茂雄は「労働は神聖である」という考えを大切にし、詩人ワーズワースの唱えた「低く暮し、高く思う」という精神を文庫の理念とします。